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流行より、 “ 心が落ち着く空間 ” を。

- 本質を見つめる、余白のある家づくり -
SNSを開けば、次々に「素敵な暮らし」が流れてきます。
Instagram のリール、Pinterest のインテリアボード。
どれも完成度が高く、憧れる写真ばかり。
気づけば、「人気の間取り」「今どきのカラー」「流行りのキッチン」を
“正解”のように感じてしまう。
そして、自分の“本当の好き”よりも、無意識にトレンドを選んでしまうこともあります。
■ いつの時代にも「正解らしきもの」はある。
10年前に流行った「ナチュラルスタイル」や、
15年前の「南欧風」の家。
当時は間違いなく「素敵」と言われていました。
けれど今見ると、「あの頃っぽい」と感じてしまう。
それと同じように、いま私たちが「SNSでよく見るから」と選んでいるものも、
数年後には “ 時代のデザイン ” として映るかもしれません。
だからこそ大切なのは、「いま流行っているから」ではなく、
「これからも自分たちが心地いいと思えるかどうか」という視点です。
■ 余白があると、暮らしが育つ。
「余白」は、ただの空白ではありません。
窓からの光がゆれ、影が柔らかく落ちる。
そのシンプルさの中に、心が落ち着くリズムがあるのです。
白・グレー・黒で構成された静かなトーン。
装飾や色で飾り立てるのではなく、
余白そのものが空間を美しく見せる。
暮らしを重ねるほどに、その余白が家族の色に染まり、
長く愛せる空間になっていきます。
■ 素材が語る、長く愛せる空間。
たとえば、無垢の床材。
足に伝わる温もりや、経年で深まる風合いは、毎日の暮らしを静かに豊かにします。
そして壁には、ビニールクロスではなく自然素材のクロスを。
和紙クロスやリネン混のクロスは、光の加減で表情を変え、
呼吸するように空気を整えてくれます。
「盛る」デザインではなく「素材に語らせる」デザイン。
それが、時を経ても色あせない家をつくります。
■ Instagram・Pinterest 世代だからこそ、選ぶ軸を。
SNSの写真やアイデアは、暮らしの参考としてとても便利です。
けれど、そのまま真似しただけの家は、
どこかで「誰かの家のコピー」に見えてしまうもの。
大切なのは、
「情報に流される」のではなく、「自分たちの価値観に引き寄せて選ぶ」こと。
写真に映えることよりも、
自分たちにとって落ち着けること。
“ 暮らしの芯 ” を見つめ直すことで、
SNSをヒントにしながらも、唯一無二の家を形づくることができます。
■ おわりに
これから何十年と暮らしていく家だからこそ、
「流行りだから」ではなく「自分たちらしいから」で選びたい。
SNS のトレンドに惑わされず、
余白と素材が語る “ 心が落ち着く空間 ” を。
そう思われる方は、ぜひ一度お話ししてみませんか?
お待ちしています。