株式会社 遠山工務店

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R+house中野
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2025/06/12

「しまうより、持たない。」

 

――収納の見直しから始まる、余白のある暮らし

収納が足りない。
そう感じたとき、まず考えるのは「どう増やすか」かもしれません。

引き出しを買い足す。棚をつける。収納ボックスを探す。
でも、その“しまう場所”が増えるたびに、なぜか部屋はすっきりしない。

収納が多いから片づくわけじゃない。
むしろ、「持たないという選択」の方が、空間も心も軽くなることがあります。


 

■「使っていないけど、なんとなくあるもの」

・もらいものの食器
・いつか読むつもりの本
・流行っていた雑貨
・着るかもと思って2年経った服

こういった“なんとなく”のものたちが、
知らないうちに日常の景色をノイズに変えてしまいます。

毎日目に入るものが、自分にとって「心地よい」「必要」と思えるもので構成されていたら——
それだけで暮らしは整い、選ぶ時間、探す時間、迷う時間がぐっと減ります。


 

■ モノを減らすと、思考が整う

ものを減らすことで生まれるのは、単なる空間の広がりだけではありません。
それは、思考のクリアさ判断のしやすさにもつながります。

・朝、何を着るか迷わない
・掃除が一瞬で終わる
・どこに何があるか把握できる

そんな日常は、無意識のストレスを減らし、
結果として、自分の本当に使いたいエネルギーに集中できるようになるのです。


 

■ 具体的なアクションの提案

では実際に、どこからはじめればいいのか。
おすすめは、「しまう前に選び直す」こと。

・収納棚を空にして、全部出してみる
・「これは今の私に必要?」と1つずつ問いかける
・「保留」ではなく「手放す」を基準に
・残したいものには、居場所をつくる

「これは使ってる」「気に入ってる」「必要だから残す」
——そう思えるものだけで暮らすと、不思議と部屋全体が凛として見えるのです。


 

■ しまうより、持たない。美しく暮らすために

収納術を学ぶ前に、収納そのものを見直す。
持ちすぎないことで見えてくる、本当に大切なもの。

「モノを手放すことは、自分の価値観をクリアにすること」
そう捉えられるようになると、暮らしはどんどん軽やかになります。

足りないから足すのではなく、
多すぎるから減らす。

その発想こそが、美しく機能する空間への第一歩。

“しまう”ではなく“選ぶ”。
そして、“持たない”という新しい豊かさへ。


 

小さな「選ぶ」が、心地よい家をつくります。

私たちは、“ただ収納を増やす”家づくりではなく、
暮らしに本当に必要なものだけを丁寧に選び取る設計を大切にしています。

心と空間をすっきり整えた家を、「余白を楽しむ家づくり」を
一緒にかたちにしてみませんか?

 


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