【チョー狭小住宅のレポート】間取りのはなし

2021/04/30 ブログ

こんにちは、設計のなつむらです。

社員のリレー方式で続いているこのブログですが、忙しさを理由にシミ〜の次は私なのですが、間を空けてしまいました。

 

楽しみしていただいている方もいらっしゃるという、嬉しい噂も聞き♪

なるべく間を空けないようにしますので、よろしくお願いします。

 

本日は久々のチョー狭小住宅レポート。間取りの話。

我が家に遊びに来てくれた方に、こんな質問をします。

「住宅にはないと困る部屋が家にはありません。何でしょう?」

「全部あるよ???」

そうなんです。住宅として必要なものは全部あります。

 

延べ床面積81.5m。敷地50.16m。建築面積34.5m。

4人家族、トイレは2つ車庫は欲しい。

 

なかなかきつい条件なんです。

この建築面積だと1Fはほぼ駐車場にとられてしまうのです。

そこで、まず、家族の生活スタイル、個々の朝からの生活を考えてみることにしました。

共働き+自分の部屋は欲しい中高生、家にいる時はみんなほぼ、リビングで過ごす。

子供たちはリビング学習だったり、個室学習。

女子の比率は多く、朝は今のとことみんな同じくらいの時間に通学、出勤。

朝はトイレ洗面は渋滞。

掃除が大変だから浴室やトイレ洗面は小さくて、シンプルなもの。

女子たちは洋服を共有するので、クローゼットは一緒。

 

譲れないもの、私はキッチン空間と、主人は車庫とスピーカなどなど。

①個室は最低限の広さでLDKを広くとる。

寝室はベットの大きさを基準に設計。子供部屋は天井を高く設け、ロフトベットで下が勉強空間。そのホールにファミリークローゼット空間を作る。

②収納は最低限。

引越しも大変なので、断捨離。

③車が趣味な夫の為に車庫は必ずいる。

駐車しにくい駐車場ですが、自分たちの運転技術を信じ支障なし。

④トイレは2つ、洗面もできたら2つ欲しい。

⑤朝の私の家事導線と家族の導線が絡まないようにする。

 

④と⑤。これが問題。

どうしたか…

 

違う用途の部屋を一緒にしてみました。

 

浴室は1階。その脱衣室にトイレと小さな洗面。

リビング横に洗面と洗濯室を一緒にしたまあまあな広さの空間。ここにトイレも設置。キッチンの近くにあるこのユーティルティーみたいな空間は、洗濯も干しながら洗面も使用できます。なかなか朝の家事に便利。

洗面使用中は、トイレは1階も使用。意外に朝の渋滞はなく、スムーズに進みます。

LDK横のトイレ。。臭い、音。。。と思いますが、個室が広く、その奥にあるので意外に気にならず、自然換気がよくできるように窓を計画したので、換気が早い。

 

洗面所兼洗濯機置き場とトイレ、脱衣室とトイレとしました。

欧米では良くあるスタイルですが、日本ではあまり好まれないスタイルですね。

 

ただ、このレイアウトはトイレ用の建具がなくなり、コストカットにも繋がりました。

また、トイレのある個室が他の用途と一緒になり、まあまあ広いので、お掃除もしやすく、メリットは多いです。

(↑トイレのCG検証。)

 

そうです。最初の質問、

「我が家にない部屋」は「トイレ室」です。トイレだけの部屋がありません。

 

狭小住宅の間取りのポイントは、まず、譲れないものの優先順位をつけること。

それは部屋の広さなどではなく、ご自身の生活スタイルで欠かせないもや過ごし方を見直して見ることをお勧めします。

新築住宅には色々な規制もかかるのが現実です。そんな中、優先順位の低いものは思い切ってカット。これはコストカットにも繋がり、こだわりの空間への予算の補填にもなります。

(↑洗面CG検証)

 

弊社の勉強会に参加された方はご存知かと思いますが、

R+houseの建築家と一緒に建てる家では、

建築家が希望間取りではなく、お客様の生活スタイルを中心に設計した住宅を提供しています。

 

せっかくの注文住宅です。部屋数の間取りではなく、

「こんな空間で、こんな時間を過ごしたい」をメインに検討してみてはいかがでしょうか。

 

きっと想像していなかった新しい空間との出会もあるでしょう。

 

そんな、皆さまの理想の家づくりをこれからも遠山工務店ではお手伝いしてまいります。